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梶原 みずほ(かじわら みずほ)
GLOBE編集部 1994年入社
既存の新聞の枠を超えた、「朝日新聞GLOBE」。
2008年10月にスタートし、毎月2回月曜日付朝刊の真ん中に挟まれて届けられる「朝日新聞GLOBE(グローブ)」。白い紙面に横組みの記事、斬新なレイアウトなど見た目はもちろん、記事の内容もこれまでの新聞の枠を超えた存在です。GLOBEのカバーストーリー(特集)が目指しているのは、日本と関わりのある世界中の出来事を数カ月かけてチームで徹底取材し、その問題の本質や真相に迫ること。そして、決して私たちの論を主張するのではなく、リアリズムに徹し、読者の知的ニーズに応えていくことです。今や世界で起きるニュースはインターネットですぐ世界中に広まる時代です。一方で世の中は複雑化し、情報が氾濫している時代でもあります。その中で新聞に求められているのは、日々のニュースだけでなく、ある問題について深く多角的な情報を提供していくことであり、読者のニーズもそこにあると感じています。実際に「GLOBEが読みたくて朝日新聞を購読することにした」という声が多く寄せられており、「新聞だけど新聞じゃない」という新しいスタイルを開拓していきたいと思っています。
「あの人の記事だから読みたい」と思われる記者へ。
GLOBE編集チームで仕事をするようになってから、これからの記者のあり方についても考えさせられました。なかでも印象的だったのが、世界的な水不足の問題をとりあげた「水が足りない」という特集。ありがたいことに多くの反響を頂き、紙面から飛び出して、歌手の夏川りみさんたちとコラボしたトーク&ライブという立体的なイベントの中で、取材で感じたことや裏話を2千人の観客の前で話すという貴重な経験をしました。さらに、六本木ヒルズにて前原国交相や経済産業省の事務次官らを招いた水のシンポジウムを企画し、コーディネーターを務めるという経験も。情報が氾濫する中、どんなにいい記事を書き、大切な問題を取り上げても、こちらからアピールしないと埋もれてしまいがち。だからこそ記者は記事を書くだけでなく、読者に親近感を持ってもらう取り組みや、顔の見える記者として、この人の記事だから読みたいと思われる存在になっていかなければならないと感じました。新聞や記者にできることはまだまだあるはずです。それらを意識しながら、これからも「世界のどこかで、日本の明日を考える」という視点を大切にしたいと考えています。

入社動機 カタールで過ごした高校時代に中東問題に関心を持ち、一人でエジプトに渡り、大学で政治学を学ぶ。貧困問題やテロ、湾岸戦争などを目の当たりにした。また在学中に日本のマスコミ各社のカイロの特派員のもとで記事のスクラップをするアルバイトを経験し、最前線で活躍する記者に興味を持ち、志望する。特に現地の朝日新聞では、「カラシニコフ」などの著書もある松本仁一記者の下で働いたこともあり、影響を受けた。
キャリア 神戸、金沢支局や大阪本社社会部、政治部をへてbe編集グループへ。そして産休、出産、2年間の育児休暇をへて、be編集グループに復帰。「就業時間の繰り上げ・繰り下げ制度」の短時間勤務を活用し、記者の仕事と育児を両立。GLOBE編集チームへの異動を希望し、現在に至る。育休から復帰後もカタールやUAE、ドイツ、ハンガリー、シンガポールへ出張するなど精力的に活動。