古木 亜希子 (ふるき あきこ)
東京編成局 校閲センター 2002年入社 |
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| 読者を想像しないと、間違いは拾えない。 |
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| 学生のころから日本の文化に興味があって、その中でも万葉集や百人一首などの日本文学がとくに好きでした。日本語は、相手への心遣いなど心情を表す語彙が豊富で、美しい言語だと思います。そんな日本語への興味から、言葉と向き合う仕事として新聞社の校閲記者を受けることにしました。新聞を読む人は、「新聞=正しい情報」という認識でいます。私の仕事は、そのために何度も記事を読んで、紙面からミスを出さないようにすること。でも、文字や言い回しの間違いを直したり、誤りを正したりするだけではありません。たとえば高校野球の紙面ですが、もし選手名を間違えたら、ただの表記ミスでは済まされません。彼らにとっては一生に一度の舞台。そして彼らの家族も、その記事を宝物として大切に取っておくかもしれません。誰かの人生が詰まっていることまで意識しなければならない仕事だと思います。 |
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| 誰かの人権を守るのも、私の仕事。 |
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| 以前、少子化問題の記事に付くイラストが赤ん坊をあやす女性のデザインだったのを見た先輩が、「育児負担が母親に集中している現状を容認してしまう」と言って修正をかけたことがありました。不備ではなく、ジェンダーの視点から直しを入れたのです。その先輩は男性でした。小さなことですが、新聞が「間違った当たり前」を正せなければ、世の中もより良い方向に向かっていくはずがないですよね。それだけ影響力が強いメディアだから。それからというもの、私は、読者の人権も考えながら記事と向き合うようになっていきました。入社してからずっと完璧な紙面を目指してきましたが、いまだに「大丈夫」と思える瞬間は一秒もありません。でも、読者にとって本当に正しい情報を届けるために、いつも、印刷にまわす直前まで記事を見つめ続けています。 |
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入社動機 |
大学では国文学を専攻。高校時代の同窓会で、出版社に勤める友人から「校閲」という仕事があることを聞き興味を抱く。ちょうどその当時、朝日新聞に掲載された民族対立における報道の中立性に触れた記事に感銘を受け入社。 |
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キャリア |
02年大阪本社校閲部入社。06年から東京本社校閲センター。 |
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