高津 祐典 (たかつ ゆうすけ)
東京報道局 文化くらし報道部 2004年入社 |
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| 世に出るものには、背景がある。 |
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| 文化担当記者たちは、テレビやラジオなどの放送をはじめ、映画や演劇、音楽、文学など、いわゆる文化芸術全般を取材対象としています。配属になった当初は放送担当として、刑事ドラマで犯人を射殺するシーンが減った理由や、バラエティやニュース番組で「テロップ」が頻繁に使われるようになった背景などのネタを追っていました。ネタのスタートはいつも、自分の中にふと生まれる野次馬根性。それはどういうことなのかと、昔の番組を調べ、テレビのプロデューサーや大学教授など様々な人を手繰り、その背景にある人の暮らしや社会との接点を追いかけていきます。私たちの仕事は単に作品や番組を紹介することではなく、あくまで報道。そこにある社会的背景やその作品を生み出した人物像にいかに迫れるかがキモとなります。今は文芸担当となり、最近はノーベル文学賞の取材などをしていました。その作品が今なぜ評価されようとしているのか。本の世界にこもるのではなく、大事なのは人です。作り手、読み手と共に「今」を考えるために、毎日、時間さえあれば本を読む日々が続いています。 |
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| 悪事を暴くことばかりが、記者の仕事じゃない。 |
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| 「少数派や弱者に寄り添って記事を書いていきたい。」そんな気持ちを抱いて私は朝日新聞社に入社しました。印象に残っている仕事は、福島総局時代に「被害者支援」を取材した記事です。バスの事故で親を亡くした女性が、事故を担当したお巡りさんに支えられ、前を向いて生きていくという、温かな絆の物語です。記事を書くという仕事はとても責任が重く、難しい仕事だと思います。例えば取材で話してもらったことを要約するのは、暴力的な作業です。相手の意思を本当に理解していないとできません。また、誰を主人公とし、どの目線で見るかによっても、時に記事は暴力になってしまいます。大切なのは、取材で自分自身が素直にどう感じたかだと思います。ふと気になったことをどう追いかけ、見つけた事実をどのように伝えるかは自分次第です。隠された悪を暴くことも記者の仕事。でも私は、生きる支えになるような物語を伝えることで、現実を見つめ直したり、考えたりするきっかけにしてもらうのも大切な仕事だと思っています。 |
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入社動機 |
大学院の文学研究科出身。一度は博士課程への進学を考えるも、やはり「書く」仕事がしたいと、新聞社や出版社を中心に就職活動を行う。自己分析の過程で「書く」ことの意義や意味を考えていたところ、特に報道に興味を持つようになり、記者という仕事にたどり着いた。 |
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キャリア |
2004年4月入社。初任地は津総局。2007年5月、福島総局に異動。県警や県政を取材。2009年3月より文化グループに配属。放送担当をへて文芸担当。10年4月より文化くらし報道センターに。 |
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