及川 綾子 (おいかわ あやこ)
東京報道局 文化くらし報道部 2004年入社 |
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| 取材で気づかされた、障害者福祉の難しさ。 |
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| 「私たちだって働いて税金を払いたい。働ける場をつくってほしい」。これは取材を通して聞いた、ある知的障害者の訴えです。この仕事を始める前までは障害がある人には、金銭的なサポートを充実させるべきだと考えていました。しかし、自立を目指しながらも、働き口がなかなか見つからず、不況となればしわ寄せをうけてしまうのが障害者雇用の実状です。職場や同僚の理解もなければ仕事を続けるのも難しいです。国は施策を打ち出していますが、障害者の就労環境の整備はなかなか進みません。
人なら誰しもが思う、自分で選択し自立して生きることの難しさを考えさせられました。社会でこういった問題をどう考えるか、将来の社会保障の姿や、よりよい政策とは何かをもっと追究したいと思っています。現場を訪ね、社会の安全網からこぼれ落ちている人たちの声を一つでも多く届けたい。同時に、限りある予算や社会資源をどう配分していくのかも冷静に考えられる記者になりたいと思っています。
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| 生活者の切実な思いを、多くの人の心へ。 |
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| 私たちが扱う範囲は、ひとことで言えば、くらしに身近なテーマすべて。私は社会保障や少子化を担当する班にいますが、一口で社会保障と言っても保育、年金、介護と本当に幅広く、時代に応じた課題が出てきます。このほか、環境、食の安全や消費者問題を取材している記者もいます。料理のページや読者の投稿でつくられる「ひととき」「あのね」を楽しみにしてくれる読者もいます。子育てや介護まっただ中の人や、老いに不安を抱えるお年寄りたち「生活者」からの反響は、他グループから異動してきた記者が驚くほどたくさん寄せられます。これが私にとってはエネルギー。読者から常に学び、同じ目線で考え、一緒に紙面を作っていきます。暮らしの中の痛みというのは、当事者にならないと感じにくいジワジワとした痛みです。数年後、あるいは数十年後にその痛みに気づくこともあります。くらしの中でいま何が起きているのか、どんな問題があるのを伝えることで、より多くの方が社会保障について考えていくきっかけをつくりたいです。その結果として、少しでも生きやすい社会づくりに貢献することができたならば、これほどうれしいことはないと思います。
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入社動機 |
中学生の頃に故沢田教一さんがベトナム戦争中に川を渡る母子の姿を撮った「安全への逃避」に衝撃を受け、報道に興味を持つ。大学のゼミで朝日新聞のくらし面がよく取り上げられており、生活者の視点を大切にしたわかりやすい記事に好感を持ち、朝日新聞社を目指した。 |
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キャリア |
入社後は長野総局に配属。警察・司法、スポーツ、県政・県教委やなどを担当。07年に千葉総局へ異動し、医療や教育担当、警察・司法キャップを務める。09年1月には新年連載の「医を拓く」を担当。09年4月に東京本社生活グループに異動。10年4月から文化くらし報道センター。 |
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